whats up in Istanbul-Tokyo?

イスタンブール&東京 2人組OL 2都市 ウレカワ日常TIPSをお届け!

2016年7月の安全情報

読者の皆様。

数日更新が遅くなっておりましたが、我々、無事でございます!イスタンブールも至って普通の日常です。

今回の安全情報は、書くにはかなり気が重い事件が2回も!起こったため、順次、当地生の様子をレポートしつつお伝えします。

 

まず一つ目はトルコの玄関口である、アタテュルク空港での爆発事件、6月28日(水)のトルコ時間夜22時過ぎ。

まず、この日付ですが、日本の皆様にも説明すると、トルコは断食明けをお祝いするシェケルバイラムの暦の休暇(日本のお正月にあたる)が、7月4日(月)午後から7日まであったのですが、人によっては、7月2日の土曜日から、連続10日の休みにされていた人もおり、それの混乱も狙ったものと考えられています。

アタテュルク空港には、空港建屋内に入るのに、全員X線の荷物と人のセキュリティチェックがあり、またその後に手荷物検査、と二重のチェックがあるのですが、その到着ロビーにて悲劇が起こってしまったよう。時間帯としては成田行き、関空行を含めたアジア各都市行のトルコ航空のフライトが多い為、搭乗待ちの日本人の方々もいらっしゃったようですが、無事との報告を受けほっと一安心。厚着をした不審者に職質をした結果の自爆とのことですが、本当に自分の身の回りの人の様子まで注意深くしていないと、、、と思った次第。

 

下記は事件から5日後の7月4日の国際線の出発階にて。写真は小さく載せますが、被害者の方々の遺影と献花台が設けられておりました。私たちはあなたたちを忘れない、とトルコ語でありましたが、勿論面識のない私も、亡くなった方々の人生やご家族を思うと、キュッと胸が締め付けられる気持ちでした。

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5日の国際線到着ロビーのシミットサライ。多分、ケースのガラスが割れてボロボロだったのだと思います。

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到着ロビーの出口、半分閉鎖されていました。

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この閉鎖パネルは、7月9日に再び見た際にはきれいさっぱりなくなって、元通りになっておりました。

ただ、この件を踏まえて、あくまで私の所見、その他利用者の声を聞いてですが、空港のセキュリティは格段に上がった、という様子は感じられません・・・空港に入る車両のチェックが厳しくなったくらいで、駐車場の監視カメラや、個人が空港内に入る手順については特に今までと変わった様子はありません。

イエニカプのメトロの地下鉄(空港にアクセスしている)には、X線のセキュリティゲートが設けられていましたが、チェックは微妙に御座なりな感・・・です。

通常、日本の感覚だと、もうちょっと事件の現場検証とか立入禁止とかになるんでしょうけれど(そこで学ぶことも多いと思うのですが、次同じことが起こった場合にはこうしようとか、そういう精神はないようです、、、)アタテュルク空港は事件の数時間後にはオペレーション業務開始とのことで、利用者には有難い限りですが、事件から学ぶ、防御率を上げる、とかそういうのはないように一見は見受けられますが、どうなんでしょうか。。。

 

さて、7月4日13時ごろのスルタンアフメット。

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1月のテロのあったヒッポドローム前。

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本当はこの時期、観光客でいっぱいのはずなのですが、閑散としていました、警官・警察車両は至る所で見かけましたが。

 

そして引き続き、7月15日22時ごろ、軍の反政府派によるクーデーターが。これは領事館からのメール一報で知り、テレビをつけると、空港、ボスポラスに戦車という見たことのない組み合わせが。。。。ただ、これは未遂もしくはやらせ説諸般あり、真相はイチ外国人の私には正直分かりません。が、多くの日本人がこの日は朝まで眠れなかったことと思います。この騒動でも軍・民間人・警察の人が亡くなっており、未だにクーデター関連のニュースが24時間流れており、7月20日には、クーデター(に関わったとされてしまった)公務員が万単位で停職処分、7月21日には、大統領命で非常事態宣言が3カ月で出されています。すごく、、、、これは身勝手な判断なのでは、と思っています。そして、テレビには大勢のトルコ国旗を振っている人が。本当にこの強行独走、トルコの人々は賛成なんでしょうか・・・

非常事態宣言は、3カ月で解除されずに益々、厳しくなる気がしています。

早くトルコ人も外国人にも安心して住みやすい国に戻ってほしいと願うばかりですが、この状況ばかりは残念ながら少々時間がかかりそうです。

 

ただ、このような事件があっても、公共交通も普通に動き、スーパーも普通にOPENして、私達も普通に日常生活を送っていますので、ご安心ください!

 

次の記事はまたトルコの素敵記事をupしていきたいと思いますので、引き続きご愛読の程宜しくお願い致します。

 

OL☆No.